津軽三味線の神様・白川軍八郎生誕百年の記念イベント第二弾として、平成21年7月19日に、「津軽の唄会」が開催されました。“唄会”は、昭和30年代頃まで行われていた、民謡や手踊りなどの興行で、地域の娯楽。同時に、白川軍八郎らの芸を高め、名声を広めたイベントにもなっていました。当日は、まさに古き良き昭和30年代に時間遡行したような空間の中で、手踊りや民謡、漫芸など21演目を披露。会場は、立ち見を含め約300人が集まる盛況ぶりとなりました。
白川軍八郎 津軽三味線の始祖・仁太坊の最後の弟子で、それまで伴奏楽器だった津軽三味線を独奏へと高めた名手。9歳で弟子入りし、わずか3年で師匠を凌ぐ腕になったと言われる。仁太坊の“叩き三味線”に対し、“弾き三味線”を得意とした。また、雨垂れや吹雪、木の葉など自然の音を三味線に取り入れた奏者としても知られる。現在、白川らの偉業によって、津軽三味線は音楽ジャンルのひとつとして確立している。 |
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